キャラクター使用ガイドライン

基本的には「そのままの形で被災地県で作られたモノに県別キャラを使えば」OKです。

ネットでの画像使用もOKなので、日記やトプ画に使用してキャラの認知度を上げてもらうのは大歓迎!






以下ガイドライン詳細

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◆キャラクターは改変せず、そのまま使うこと (背景に文字追加はOK!)
◆改変の必要性が出る場合は連絡すること(→作品のクオリティー維持のため。作者のyukkyさんにつなぐので、その後は直接相談してください)
◆使用目的に合わせて、下記のような範囲で使うこと

【1:キャラクター自体を商品化して使用(ストラップ、キーホルダーなど)】
キャラ対応県が最終生産地の商品に対して県対応キャラと3キャラクターセットのデザイン使用権を解放


【2:生産物の拡販用に使用(商品に貼るシール、宣伝用ポスターなど)】
キャラ対応県が最終生産地またはメーカー本社所在地の商品に対して、県対応キャラと3キャラクターセットのデザイン使用権を解放

またキャラ対応県が最終生産地またはメーカー本社所在地の商品をメインに販売するイベントに対して、県対応キャラと3キャラクターセットのデザイン使用権を解放


【3:旅行関連(チラシ、ガイドブックなど)】
キャラ対応県に一泊以上旅行商品に対して対応キャラの使用権を解放(被災三県それぞれに一泊以上する場合には三キャラクター使用可になるということ)
被災三県の観光案内を主目的にするものにキャラクター使用権を解放


【4:その他(ネットでの画像使用、雑誌記事など)】
下記のいずれかの場合に使用権を解放
 ・本企画の周知を目的としたメディアでの利用
 ・その他、プロジェクトが認めたもの(結果として復興に役立つ理由が明確である場合に限りご相談を受けます)

※キャラ対応県とはキャラクターに対応する県(イワテック⇒岩手県、ミヤギーガー⇒宮城県、フクシマリリン⇒福島県)のことです。
※県対応キャラとは県に対応するキャラクター(岩手県→イワテック、宮城県→ミヤギーガー、福島県→フクシマリリン)のことです。

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東北が涼しくて熱い理由【復興ツアー】

※この文章は4月25日に書いたものを何かこっちでもアップしてみただけのものです。
前に関東で夏場の電力が足りないよ〜ってことを書きました。


【40%節電が必要な理由】
計画停電は極力避ける予定みたいだけど、関東にいる人や企業に節電を「お願い」する予定。大きい企業に対しては「25%減らしてね。節電出来なかったら罰金かもよ」って話になってる。
でも25%削減って結構大変です。会社によっては電力の9割を「ビジネス」に使ってる場合もある。ほとんど自動操縦の工場とか、照明と空調を全部止めても25%の削減なんて出来ません。つまり目標達成のためには「ビジネス」を諦めなきゃいけないわけ。ビジネス出来ないなら給料下げたり社員をクビにしなきゃいけないかも。だからこの部分は出来るだけ少なくしてあげたい。

で、電力って「工場・オフィス・小口消費者」で3分の1くらいずつ使ってるのね。僕たちが「家庭」で使ってる電力と小さいオフィスや工場を合わせて電力全体の3分の1くらいなんです。
「企業」とは別に「家庭」にも15%とかの節電をお願いしてるから、企業がビジネスを中段しないために「家庭」が節電するとしたら15%+25%=40%くらい。

ってことで夏場に関東にいる人は節電に協力しましょう。クーラー切って35度になっても我慢しましょう。テレビも照明も使わなければ電力の40%くらいは削減出来ると思います。



…うん。現代人には大変ですね。



【復旧しても復活遠く…】
話は変わって被災地の観光産業のこと。

今回の震災は観光地にも大きな被害を出しました。確かにまだ復旧出来てないところも多いけど、立ち直ろうと営業再開してるところも多い。4月23日に再開したマリンピア松島水族館では震災後に産まれたペンギンがすくすく育っている。そんな訳でせっかく頑張って営業してるんだけど、「被災地」ってことで客足はまだまだ遠いみたい。みんな「旅行出来ない」って思いこんでる。

あと原発事故の影響。
今後2号機が水素爆発とかしたら分かんないけど、福島県内でもほとんど汚染されてない地域のが多い。ローマの平均値は0.25μSv/hなんだけど、4月25日の測定値は会津若松地方が0.18μSv/hで南会津なんか0.08μSv/hです。こっちのがローマより全然低い。それでもフクシマってだけで修学旅行キャンセルされまくってるのね。

せっかく被災者たちが営業を再開しても、客が来ないんじゃ経営は苦しいよね。



【一緒に解決しちゃいましょ】
・関東の夏は電力不足
・東北に観光客来ない
って状況です。

じゃあ両方解決する方法が見えてくるよね。「関東の人が夏に東北に行く」ことです。東北なら真夏でも関東よりは涼しいし電力も東電関外。復興支援にもなって一石二鳥じゃん。
ちなみに可能ならお盆を外して東北に行く方がベターです。お盆はほっといても関東から出てく人が多いからね。お盆に省エネになるのも大事だけど、ピーク電力のためにはみんなの夏休みを分散した方がいいです。


【成功事例】
…ってことを3月に高校入学前の学生に話してみました。そしたら「校長に提案して修学旅行先を東北に出来そう!」って状態だそうです。入学直後なのにすごい!
学校側が「東北行く!」って言うとモンペアが暴れそうだけど、学生から「復興の応援したい!」って声が出たなら暴れにくいよね。


あと、復興ボランティアツアーってのも大人気みたい。瓦礫の撤去とかしにいく旅行ツアー。一件見つけて問い合わせた時には「キャンセル待ち」でした。これって何が上手いかって、災害のネガティブインパクトを「復興」というポジティブイメージに変換して利用者を増やしてるのね。ピンチがチャンスに変わるわけです。利用者も増えて復旧作業も進む。こーゆー頭の使い方はジャンジャンやってほしい。ビジネス的にも成功してる訳だしね。
ってか「旅行するのが復興支援になります!」って宣伝するだけでも成功するかもね。旅行代理店の人、ボランティアする体力が無い人でも復興応援出来る「普通のツアー」を売り出してくれませんかね?売れ残ってるチケットとかに付加価値付けて販売出来ますよ。売上の何パーセントかを募金するとかやれば企業イメージも超アップです。


【まとめの提案】
・夏の東北旅行はナイス(特に関東から)
・修学旅行先を東北に出来るかも
・旅行代理店さんはそーゆー学生助けて
・ついでに「普通の復興ツアー」考えてみて
・マジで作ったら教えてくださいね



※本当は夏までにはもうちょっと電力の余裕が出ると思ってます。詳しい理由はまた今度。
※被災地の観光施設の状況は流動的です。今後原発の状況が悪化する可能性もゼロじゃないし被災者やボランティアの受入れを優先したい場所もあります。信頼出来る旅行代理店に一任するか、状況をこまめに確認して自己責任でいきましょう。代理店の方は僕たちのサポートをお願いします。

被災地に一兆円を送る方法

前回復興マークを作るよーって話をしました。

今日はそれについて
・企画の進捗
・見込まれる効果
・アナタへのお願い
をお話します。


【企画の進捗】
◆結論から言うと有名なイラストレーターyukkyさんに描いてもらえます。

プロジェクトの大まかな流れはこう
(1)作者希望アンケート
(2)作者選定
(3)キャラ作成の依頼
(4)キャラ作成の受諾
(5)キャラ設定の詰め ←今ここ
(6)キャラ完成
(7)使用許諾範囲の詰め
(8)一般流通開始


で、キャラ設定では裏でいろいろありました。僕は「ふくシマウマ」みたいな「県名+動物」の名前のキャラにしたかったんだけど、ACジャパンさんが「あいさつ+動物」キャラのCMを作ってる訳。考え方によっては「類似するキャラ」ってことで著作権の侵害することになるかもしれない。仮に法的にオッケーだったとしても、勝手に作ったらACさんも気分悪いだろうし、yukkyさんの今後の仕事も減っちゃうかもしんない。

だから「県名+動物」だったらキッチリ許可を取る必要があるよね。
ってことで周りの人にあたりまくりました。「知り合いにACの関係者いない?」って。電通博報堂の広告マンから政治家まで聞きまくり。徹夜で資料も作りました。

だけど、業界の方々でも直接の知り合いはなかなかいない。僕はダメ元で代表番号に電話してみました「ちょっと似てるけどいい?」→「いいよ」

ええええええええ!こんなアッサリOKもらえるなんて想定外でした。業界の皆さんお騒がせしてごめんなさい。。。
とりあえずACのキャラと「同じ動物」さえ使わなければOKになりました。「ふくしマウス」はダメだけど「ふくシマウマ」ならOKってこと。

ただ、yukkyさんとACジャパンの間をつないだ広告代理店の立場もあるんで、こちらの許可が出たら「ふくシマウマ」が正式にデビュー出来そうです(結局「ダメ!」って話になったら動物じゃないキャラになります)
キャラのデザイン大枠はyukkyさんにお任せって感じだけど、yukkyさんとしても改良出来る部分が無いか忌憚ない意見が欲しいそうです(←本物のプロ!)

⇒県名+動物は諸事情によりナシになりました。

試作品が出来たらここでアップするので感想もらえると嬉しいです。


【何で復興シンボル?】
僕が募金とかボランティアじゃなくて復興シンボルに燃えてる理由は下記二点。
1)ボランティアで出来ることが少ない
2)僕が出来る応援で一番効率的

1)は僕の能力の問題。僕は重機やヘリを運転することは出来ないし、出来ることは本当に限られてると思う。
何より会社員である以上まとまった期間被災地にいることは難しい。土日だけ行っても「現場に必要なこと」を理解した頃にサヨナラってなりそう(土日だけでも出来ることはあると思います。ただ僕は足手まといになりそうって話。ちなみに土日で出来そうな「勉強教えるボランティア」を探してるとこ)
いろいろ考えたけど会社辞める勇気も無かったです。

2)について。
ボランティアで現地入りすること以外に「僕が出来ることは何?」って考えると、凄く無力なことに気付きました。
被災地で役立つ技能は無いし、会社はあるし、孫さんみたいに100億寄付なんて全然無理。

ちなみに今まで集まった募金総額が2000億弱。今回の震災被害額が20兆を超えるとか言われてるから、
募金は被害額の1%以下

ってことは募金だけでリカバーするのは不可能。そうすると震災前の生活水準に戻るためには被災者自身がお金を稼がなきゃいけない。それなら被災地の人がお金を稼ぐのを手伝えたら復興の応援になるよね。

そんな中で考え抜いたのが今回の企画なんです。


【経済効果見込】
今回の企画で参考にしたのが「東国原マーク」です。あれで経済効果が1,500億出たそうな。
じゃあ「同じようにマーク作ろう」ってのが発端。

ってことで東国原マークのモデルを調べてみました。

あのマーク、どうやらタダで使えた訳じゃないらしいです。「とある会社」に「マーク使用料」を払わないといけないシステムだったのね。だからあのマークを使えたのはお金を払った一部の生産者だけ。

ってことは、ライセンスを一定条件で解放すれば「もっと使えた」はず。出来るだけ著作権は解放しないとですね。復興応援で金儲けしてもしょーがないです(宮崎振興は金儲けになったのかもですが。。。)

次に県内総生産を比べてみました。
=====
宮崎⇒3.5兆
福島⇒7.9兆
宮城⇒8.5兆
岩手⇒4.5兆
=====
福島・宮城・岩手の3県だけで宮崎の6倍!茨城とか千葉とか入れたら更に凄いことになります。

あと、マークを見た人がどれだけ「買いたい!」って思うかだよね。知事の似顔絵が入ってる商品と「これを買えば復興の応援になります!」って商品どっち買いたい?って話。東国原元知事のマークもいいけど、僕の周りでは「復興のために協力したい!」って意見のが多かったです。


まとめるとこーゆーこと。

◆利用可能な人
宮崎⇒金払った人だけ
復興⇒被災地商品なら誰でも

◆県内総生産
宮崎⇒3.5兆
復興⇒20.9兆以上

◆購買インセンティブ
宮崎⇒高い
復興⇒超高い


…これって1,500億どころじゃない経済効果見込めるんじゃない?




【アナタへのお願い】
今回の話は単純計算で1兆円以上の経済効果が見込める企画です。知事マークより凄い要素がいっぱいある。
でも、実は一点だけ知事マークに負けてる部分があるんです。

知事マークには…


超優秀な営業マンがついてたんです!


ということで、被災地に1,500億円以上送るためには彼以上の宣伝が必要です。一般人の僕には彼のような宣伝は出来ません。
でも、一般人の僕たちが協力すれば彼以上の宣伝は出来ます。
知事が宣伝してた「日向みかんカスタードケーキ」は知らなくても「口裂け女」とか「トイレの花子さん」は聞いたことあるんじゃない?「ももたろう」を知らない人は滅多にいないよね?つまり有名人が宣伝しなくても「多くの一般人」が話題にすれば知事マークを超えられるんです。


なので今回アナタにお願いしたいのはこの部分。この企画を身近なところで話題にしてください。アナタが新聞委員の学生なら記事にしてみてください。お父さんが編集者だったら特集を組んでもらってください。
そして今後シンボルが付いた商品を見つけたら手にとってみてください。アナタがお店を経営してるとしたら、このシンボルを被災地の商品に付けてみてください。
(なら早くシンボル作れって?はい。調整頑張ります)

我々一般人が少しだけ意識するだけで、被災地には1兆円(←年末ジャンボが5000回分)以上のお金が届きます。



みんなの力で被災地を元気にしましょう!

「呪い」の口を閉じてネ →祝い

ソフトバンク孫社長が燃えている。個人資産から100億円以上を寄付したと思ったら、これまた10億円を出して「自然エネルギー財団」を設置するらしい。

自然エネルギーって言っても原発を置き換えるために必要な量は半端じゃないんです。原発1機と同じだけ発電するのにどれだけの太陽光パネルが必要か知ってますか?山手線の内側丸々全部です。福島第一原発はこれが6機もあったから山手線内側6個分の土地が必要になる。…えっと、狭い日本のどこにそんな土地があるの?
しかもそんだけのパネルを作るとしたら原料が足りなくて大変なことになる。中国からの輸入してるレアアースなんか全然足りない。中国以外で採掘しようとすると一緒に放射性物質が沢山出てきちゃうしね。

僕は「科学的な知識を伴わない反原発派」も、「原発利権のために現実以上に安全性を唱える原発推進派」も嫌いです。なので今回の自然エネルギー財団についても醒めた目で見てました。土地が確保出来ないしビジネスとして成り立たたんよって。


【そうだ!特区にしよう!】
でも、ふと思い出しました。あるじゃん。そんな場所。山手線何個分もある土地。

この赤い部分です。


ここって管総理も「10年、20年住めない」とか言ってる土地だし、農業なんて当分無理。人が住めないなら他の産業も難しいよね。じゃあここにソーラーパネル置きまくればいいじゃん。ついでに近海も汚染水の影響で漁業出来ないでしょ?こっちには風力発電機置き放題だよね(潮力でもいいけど)

ってことで「立ち入り禁止区域」に指定するなら、そのまま「自然エネルギー特区」にしちゃえばいいんじゃない?幸いこの地域の大部分はチェルノブイリで汚染された土地よりはずっとマシだから「普通に定住するのはちょっと危ないかも」しんないけど「防護服を着てパネルの設置作業くらいは出来る」ってとこが多そう。
この地域に住んでた人って元々原発関連の人が多いから、凄く多くの人が失業してる訳。そんな人にクリーンエネルギーの仕事を作ることも出来る。


さらに、こんだけ大規模な太陽光発電場用地が作られれば世界が誇る日本の技術力が動かない訳がない。昭和シェルとかはレアアースを使わないパネルの技術を開発中だし、かつて何年も世界一の売上を誇ったシャープだって黙ってないはず。

ついでに言えば世界的に有名になってしまったフクシマの知名度を逆に利用することが出来る。世界に対して「こんなにクリーンな特区を作ってますよ!」ってアピールにもなるし、パネルの設置作業をする人がいれば、立ち入り禁止にするしかなかったチェルノブイリよりは「だいぶマシだね」ってことも分かってもらえる(→世界的風評被害の軽減)

つまり世界に知られたネガティブイメージを「クリーンエナジーの広告塔」に変えられる訳。


で、フクシマが「世界一のクリーンエナジー都市」として認知されると、次に得をするのはパネルを作った企業です。「あの有名なフクシマに納品してる企業」ってことになるんですね。
シャープの液晶テレビは「亀山製造モデル」ってブランドを付けて売ってたりしたけど、ソーラーパネルは「フクシマ納入モデル」で世界に売込めばいいんです。なんたって「世界一有名な太陽光発電所」ですからね。ブランド力は亀山以上です。

で、何十年か先には世界中で「クリーンエネルギー100%に!」みたいな話が出てくると思います。何にも使ってないゴビ砂漠にパネルを敷き詰めろ!ってことになるかもしんない。
そんな時に使えるのがフクシマで培ったノウハウです。他の国はそんなに大規模な土地にパネルを敷き詰めたことはありませんから、日本は唯一の技術国になります。国家レベルでのビッグビジネスで圧倒的優位に立てるんです(その時の総理、足引っ張らないでね)




【土地所有権は?】
ここで問題があります。「人の土地を勝手に使っちゃうのはダメじゃない?」ってことと「誰がパネル置くの?」ってことです。

元々フクシマに土地を持ってた人への補償は東電が行うことになってるけど、払いきれない部分は国が払うことになる。国民のお金が使われるんだよね。しかも、その「国民」の中には「被災者」も含まれてる。だからこの額はなるべく小さくしたい。

じゃあ、この土地を「政府が一度買い取って」、「発電事業をしたい企業に売る」ってことにすればいいんじゃない?これなら企業の買い取り価格分だけ国の賠償額は小さく出来るよね?


「汚染された土地」をどこの企業が買うの?って問題もあります。太陽光の費用対効果はあんまり高く無いから発電ビジネスやっても当分は儲からない。何年も赤字が出そう。でもフクシマを「クリーンエナジー特区」にすればその土地は「エコの象徴」に変わります。企業にとってはイメージアップのチャンスになるんです。イメージアップになるなら「多少赤字でも買う!」って企業は出てくるよね。

ついでに特区で作られた電力を「市場がプラスに評価する指標」があるといい。「A社は一日で100万kWh発電、B社は50万kWh」みたいなのを可視化して、企業のイメージアップを後押しする。「フクシマでの発電量一位!」ってのは「世界一クリーンな会社」の証明になる。これは企業にとっては発電能力をアップするインセンティブにもなります。
そんでもって特区内の発電能力比率でポートフォリオを組むような金融商品が出来れば面白いかも。「この金融商品を買うとエコに協力することになります!」って話になれば一定数売れるよね。自社株が売れれば企業経営に有利だから、これも企業が発電ビジネスに乗り出すインセンティブになる。

◆むしろ特区の『発電量』に対して国が補助金を出してもいい。
今まで国は「クリーンエナジーの開発」にお金をいっぱい出してきたけど、それって「研究をすること」にお金を出すのであって「結果」にお金を出すんじゃないんだよね。そうすると企業は「お金もらったらウチではこんな研究します!」ってのを政府にアピールするけど、研究の結果が想像以上でも想像以下でもどーでもいい話。だからお金を貰ったら手を抜きたくなるのは当たり前。肝心な「研究結果」は二の次で「お金をもらうこと」に集中するから、政府官僚にお金を渡せるように天下りをさせる。だから「無駄な研究」と「官僚&企業の利益」のために血税が無駄になってる。

逆に「特区での発電結果」に補助金が出るなら「無駄な研究」に血税が使われることはない。各企業は補助金のために「本当に効率が良い発電方法」を研究する。

そんな流れで「企業間の競争」が起これば、どんどん費用対効果の高いクリーンエナジーが作られる。太陽光より風力のが効率がいいってことになれば風力の開発が進む。太陽光パネルの上に透明な風車を付けて「ソーラー+風力発電」ってのが有効だったらこっちの技術が発展するよね。

何にしろ『市場』を上手く利用することによって日本は強くなれるってこと。市場を利用しない補助金は官僚の財布を強くするだけだけどね。



【どうやって国益につなげる?】
で、ここで問題。現在の日本のクリーンエナジー技術は世界でも有数ですが、決して一位ではありません。クリーン特区を作っても海外メーカーに全部美味しいとこ持ってかれちゃったら切ないよね。日本から補助金ダダ漏れ。ブランド力もノウハウも蓄積しないし、工場は日本じゃないから雇用も増えない。

そーゆーとこも先回りして考えときたいよね。

一つ考えられるのは「特区で使える装置」は「特定の場所で組立てなきゃいけない」ようにすること。例えば「フクシマ」では「福島県」で作った太陽パネルしか使えませんよ!みたいなことにする。WTOからダメ出しされるかもしれないけど、福島県ごと「復興特区」ってことにすれば世界も強く攻撃は出来ないかも。
フクシマはエコ特区で、福島県は復興特区ね。こーすれば福島県に工場が出来る。雇用も増える。

で、電力って「遠くには送れない」から、フクシマで作った電気はなるべく近場で消費した方がいいんだよね。フクシマで沢山発電されるようになれば福島県の工場も安い電気代で運転出来るかもしんない。納入先であるフクシマへの運搬コストも低い。これって最強じゃね?

この条件でも外国メーカーが参入してきたら、それはそれで雇用が増えるから願ったり叶ったりだよね。むしろ日本は外資を誘致するために四苦八苦してるんだから。Fukushimaに世界の企業が集まれば原発のネガティブイメージも緩和される。




【まとめ】
フクシマをエコ特区にすると
・土地の有効利用が可能
・雇用が作れる
・日本の技術力上昇
・未来の地球開発で有利
・「日本」への風評被害が緩和
・クリーンジャパンの発信
・国が「技術開発」に補助金出したら「どっかの官僚が儲けた」ってことです
・でも本当に大事なのは福島の人の気持ちです(→建設的な土地利用が上記シナリオしか思いつかなかったんだけど、フクシマの人が「汚染されててもそのままの故郷がいい!」って言うならその方がいいです。元通りに出来ないのが本当に悔しい。)


まあ、こんだけ大規模な開発になると生物学的な遷移とか「対自然の問題」が出てきそうだけど。人の目が届かないことによる弊害も確実に出てくるよね。
それらについての処方箋は何か思いついたら書きます。

ちなみに孫さんも勘違いしてるのかもだけど、今回のエネルギー問題の肝は「原発の是非」じゃないんだよね。そこんとこもそのうち書きます。


ではでは

復興ごはん

前回はアンテナショップに行きました〜って話をしました。
福島ショップが面白かったので、そのうち岩手や宮城のにも行きたいと思ってます(残念ながら茨城専門店は東京にないみたい)
特にマスコミの報道特需が無くなる頃に多く行きたいですね。

さて今回は前回の話の続き。
被災地のために出来ること第二弾です。




◆問題◆
突然ですが質問です。食材の買い出しってどのパターンが多いですか?
(1)作る予定の料理に必要な食材を買う
(2)お買い得食材から作る料理を考える
(3)出来合いのものを買う
(4)そもそも外食ばっか






自分がどれか考えたら下にスクロールしてくださいね。












はい。
(5)被災地の食品だけを買う
って人はいませんでしたね?



◆(5)は難易度は高め
「被災地の商品を買えば被災地にお金が届く!」って言っても、それだけを買い続けるのは難しいです。品揃えも限られるし。同じ野菜が売ってて「福岡産だけ特売」だったらそっち選ぶのが普通だよね。
無理に被災地の食品だけ買っても1週間後には挫折しちゃう。でも復興は1週間や2週間で達成出来ませんよね。だから必要なのはある程度長期的に買い続けること。


◆無理なく続くためには?
でもアナタが被災地の食材を使った料理をたくさん作れるとしたら?
(1)の人は「今日はこの料理を作ろう!」って思う確率が上がるから、自然と被災地の食品を買う確率が上がる。
(2)の人も「カナダ産のサーモンと宮城産のサンマが特売」って時にはサンマを買う確率が上がるよね。

つまり被災地の食材を使った料理のレパートリーが多ければ「自然に被災地の食品を買う」ってこと(しかも継続的に!)





◆キューピー3分CK戦略
ってことで提案です。被災地の食材をメインにした料理を一つ覚えてみませんか?
料理が苦手な人は手の込んだ料理を覚える必要はありません。納豆(茨城で全国の4割生産)+白米(東北で3割)の「納豆ごはん」も立派な料理です。
このくらいなら(3)(4)の人も作れるでしょ?


◆料理の賢者にお願い
それでも「食器洗うの面倒いし、作るのヤダー」って(3)(4)の人もいるかもしれません。
そーゆー人のために「(3)(4)の人のために料理を作る人」に提案です。もし可能だったらこの手の料理を店で出してみませんか?え?既にそーゆーメニューがある?だったら調度良いです。しばらくの間店の看板メニューにしましょう。「復興応援メニュー」とか付加価値付けて売り出しましょう(※)
あるレストランでは「○○を食べて東北を応援しよう!」とかアピールしたら売上急増したみたいですよ〜。被災地支援をしながら店の売上がアップすれば一石二鳥ですよね。



◆レシピ募集します!
…って言っても「何が被災地の特産物か分かんない」とか「レシピが無いと作れない」って人も多いよね?
なので特産物については僕が簡単にまとめてみました。他にも探して追加アップします。

ただ僕も料理はあまり得意じゃないので、レシピについては得意な人にお願いしたいです。(前の日記で「栗本はるみさんとか超有名料理研究家を紹介して欲しい!」って書いたのはこのため。平野レミさんはツイッターの更新が途絶えてて心配。。)
"OH!MYコンブ"や"ミスター味っ子"(←古い)みたいに、ちょっとジャンクな料理も大歓迎!是非教えてくださいね(※2)



【レシピの参考資料】
福島/宮城/岩手/茨城で多く作られる食材と日本の生産量に占める割合
米⇒19%
れんこん⇒45%
白菜⇒30%
ちんげんさい⇒24%
レタス⇒20%
栗⇒26%
メロン⇒23%
桃⇒20%
梨⇒20%
納豆⇒40%以上
鶏肉⇒20%
鶏卵⇒16%
豚肉⇒15%
サバ⇒36%
サンマ⇒30%
カジキ⇒30%
まだら⇒27%
きちじ⇒50%
いかなご⇒36%
サクラエビ⇒99%







みんなで『復興ごはん』はじめましょう!




※1)「食材を使ってるだけ」の場合は「売上の一部を寄付」と勘違いされないように注意です(詐欺はダメ)。でも一部寄付した方が売上アップして利益出るかも?
※2)「○○の生産高は岩手と宮城併せて全国の50%だよ!」とか「○○ってレストランで復興ごはん食べたら美味しかった!」「ウチの店で始めました!」みたいな情報もお待ちしてます。

アンテナショップ

アンテナショップって知ってますか?地方の特産物などを専門に販売する店です。
復興シンボルと同じ方向性ですが「被災地で作られた商品を買おう!」ってことで福島アンテナショップ(東京駅近く)に行ってきました。
福島出身の店員さんにいろいろお話を聞けたので簡単にまとめてみます。

                                                                            • -

【観光産業関連】
・新幹線が栃木で止まっている(←調べたらバスは少しあるみたい)
・日光(栃木県)から北は客がほとんど来ない
・「実質避難所」の旅館も多い
・徐々に復旧はしそうだが客が来ないとどうしようもない

【マスコミ関連】
・報道陣は「行ける場所」しか行かない
・だから報道される避難所は「マシな場所」
・福島は避難所関連の報道が弱い(←たぶん民放の地方局ネットが弱いから)

【被災地の人】
・東北には「我慢強い人」が多い
・だからストレスを「溜め込み安い」
・最近グチや冗談を言える人も増えてきて良かった
・「自分たちの状況」を知るのは「テレビを通して」
・「被災地のアンテナショップが大人気」ってのを「テレビ越し」に知る

【土産物工場関連】
・被災地では十日間以上風呂に入れなかった人も少なくない
・工場で働いてる人の中には家を失った人も多く、避難所から工場に通勤している状態
・それでも彼らは口々に言う「仕事があって良かった」と
・彼らのおかげでアンテナショップ向け商品を作る工場の稼働率は県全体で7〜8割くらいまで回復
・しかし一部の工場は全く復旧の目処が立たない
・現在アンテナショップの売上は通常時の2倍くらい(←サポートしたいと思って来店する人が増えたため)
・それを知って「福島は見捨てられて無かった!」とみんな感激した

                                                                            • -


僕と同じようなことを考える人も多いらしく、店は大盛況でした。
で、その盛況っぷりを取材しにテレ朝(?)ロケ班が来てて、何故か僕も取材されました。。。

5分くらいのインタビューで気になった箇所があります(確かこんな感じ)
=====
インタビュアー:
来店した目的は?
僕:
少しでも福島の経済を回したくて来ました。それが被災地への支援になると思うからです。
インタビュアー:
その気持ち、被災地に届くといいですね!
僕:
気持ちって言うか…
=====

僕は言葉に詰まってしまいました。
インタビュアー(美人!)に悪気が無いのは良く分かります。でも僕は自分の気持ちを被災地に届けるために来たんじゃない。被災した人に一秒でも早く「普通の暮らし」をしてもらう。そのために特産物を買いに来たんです。普通に働いて普通に帰宅して、普通に泣いて普通に笑える生活。それが目的です。

「僕の気持ち」とか正直どーでもいい。

で、数秒の時間を置いた後に僕がひねり出した言葉は「一秒でも早い復興を願ってます」。確実に編集でカットされるパターン。
…うん。無意味にボヤいてみました。すいません。インタビュアー(美人!)の言葉尻をとらえてどーする。

でも一番大事なのは「こっちの気持ち」じゃなくて「どれだけ被災者のためになるか」だよね。千羽鶴を折る時間があったら、その分バイトして1万円募金もらえた方が嬉しいかもしんない。被災者じゃない僕にはどっちがいいか分からないけど。こればっかりは想像するしかないです。
(もちろん、お金以上に被災者を元気にする「気持ち」ならジャンジャン送るべき!)


ってことで、「被災者のために出来ること第二弾」を提案しようと思ったんだけど話が発散するのでまた明日にでも。。。
今日は福島ショップで買った商品の紹介に終始しようと思います。

これが昨日の戦利品。



◆しみ豆腐(左手前)
⇒味噌汁や煮物に入れるだけで食べられる具。店員さんに「カップ麺に入れる」という裏技も教えてもらいました。高たんぱくだしカップ麺には確かにいいかも。
あかべぇさぶれー(左奥)
⇒結構有名なご当地サブレー。オヤツにぴったり
◆さるなしドリンク(真ん中奥)
⇒キゥイフルーツの遠い親戚にあたる「さるなし」という実のドリンク。キゥイとアセロラを足してマイルドにしたような味で、不思議とハマりました。
◆雪小町(右奥)
⇒福島の地酒です。まだ開けてないので飲むのが楽しみ!

そして中央に映ってるのが…
◆ごまみそせんべい
この製品は生産ラインがかなり復旧してるようで、二倍になったショップのニーズにも何とか対応していました。適度な甘味に味噌と旨味とゴマが香りが絶妙です。
アイスと合わせて食べるのもオススメ(←店員さん情報)
…ってことで食べてみました。



感想は…
 
 
 
 
 
…ふくしま最高!



【アンテナショップ案内】
ってことで、福島アンテナショップは予想以上に美味しいものがゲット出来ました。店内を見るだけでも楽しいので、近くを通ったら寄ってみるのもアリです(しばらくは売切ればっかかもですが)
ちなみに都内のアンテナショップはこんな場所にあります。
岩手⇒東銀座駅から徒歩1分
宮城⇒池袋駅から徒歩2分
福島⇒東京駅から徒歩3分(葛西駅から無料バスで行けるイトーヨーカドーの中にもあり、こっちは生鮮食品も豊富に扱ってるそうです)




うん。本題の「被災者のために出来ること第二弾」は次回書きます(←引っ張りすぎ)

「冬でも海」⇒「夏はお休み?」

前回、野球は開幕延期じゃなくて夏にお休みの方がマシと書きました。

結局パリーグと歩調を合わせて4月12日に開催ということになったんですが。。。
予想通り3月下旬の電力不足はあまり起きませんでした。これから暖房を入れる人も減るので、今月の計画停電もそんなに多くならないでしょう。実際東京電力も4月1日時点で「4月4日まで計画停電はしない」と言っている。

野球をやらなかったから電力消費が少なくなった側面はあるだろうけど、東京ドームでナイターをやっても必要な電力は一時間でせいぜい2万kWhくらい。供給可能電力が3800万kWhだから「春先にナイターやっても全然問題無かった」可能性が高い。開幕延期した挙げ句に1000万kWも電力不足が見込まれる夏に試合したら相当マヌケだよね。


さて、世論の圧力に負けたセリーグを代表して3月24日に読売新聞が恨み節を吐いていました。その記事を一部抜粋します。

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東京電力管内の主な産業や施設などの電力消費量
パチンコ
 ⇒415万kWh
飲料自販機
 ⇒400万kWh
東京ディズニーリゾート
 ⇒57万kWh
東京ドーム プロ野球1試合
 ⇒4万kWh

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※値は一日あたり。
※1試合平均4万だからナイターでも5万くらい?(⇒照明じゃなくて「空調」が電力食うみたい)


…うん。パチンコが一日休業すれば野球が100試合出来ますね。


じゃあ何でテレビで「野球もダメだけどパチンコはもっとダメ!」って言わないかって?CM見たら分かるでしょ。パチンコのCMは飽きるほど流れてるけど東京ドームのCMなんて見ないよね?テレビ局はどっちから広告収入をもらってると思う?「こっち」を叩いたら今まで通りCM流してもらえると思う?収益減っちゃわない?だから野球の100倍の電力を消費してても「こっち」は叩かない。


すごいね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「でも新聞はパチンコCM無いから公平に記事書けるはずだ」って?
大手新聞社は大手テレビ局の大口株主なんだよね。新聞社はテレビ局の儲けから株式配当をもらってる。テレビ局の収益は新聞社の収益になるってこと。
自分を叩いた会社の利益を増やしたいと思う?新聞社が自分を叩いたら系列のテレビ局にCM出さないよね?ってことは新聞社も「こっち」を叩いたら収益を減らしちゃう。だから野球の100倍の電力を消費してても「こっち」は叩かない。


すごいね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




…とか僕が思うのは心が汚れてるからですね。心清らかなマスコミの人たちがこんな偏った報道をするはずがない。夏場には読売以外のマスコミも言ってくれるはずですよ。
「春先の小さな電力不足は野球界が我慢した。夏場の大きな電力不足はパチンコ業界が我慢すべきだ!」ってね。
あ、僕も夏場にGREEのためにパソコンやってたら粛清されるかもです。




※パチンコ業界も照明を減らしたり努力しています。
※東京ドームも照明を減らしたり努力しています。
※この日記が書かれたのはエイプリルフールです。上記の話は嘘ですよ。どこが嘘かってのは想像に任せるけど、嘘って言わないと僕が消されちゃうからね。